万が一のときに備える生命保険。
しかしながら、がんになってから「入っておけば良かった」という言葉がある通り、全員が全員保険に加入しているとは限りません。
今回は、加入していた生命保険について、思ったことを書きたいと思います。
都民共済に入っていた
都民共済は、都道府県民共済グループが運営する保険のこと。
月の掛け金が安く、シンプルなことから、加入している人も多いのではないでしょうか。
私の母は熟年2型というのに加入しており、月2,000円を負担しています。
保障内容は以下の通り。
出典元:https://www.zenkokukyosai.or.jp/seimeisim_sp/senior.html?type=1&kihon=1&add=%8C%88%92%E8
都民共済の良かったところ
- 保障内容がシンプルなため、いくら支払われるのか、計算しやすい。
- 病院の領収証で請求申請が可能なため、手続きがラク。
- 入院が1日目から支払対象になるため、短期の入院でも請求ができる。
といったところがありました。
都民共済に保険請求して初めてわかったこと
保障される入院日数について
入院について65歳~70歳までは、病気の場合、1日~124日まで保障されます。
70歳~80歳までは、1日~44日までと変更があります。
請求できる日数がかなり違うので、注意が必要です。
私の母の場合、既に合計48日入院していました。
そうすると44日分までしか請求ができないことになります。
ここから先の入院に関しては、というと、退院してから180日以内の入院に関しては、日数を通算(合計)して考えます。
したがって、180日以内に再度入院した場合は請求できないことになります。
181日以上経過してからの入院の場合は、別の入院と計算され、1日~44日まで再度請求ができます。
通算するのは、同じ病気での入院の場合に限ります。
ガンの場合、おそらく原因は同じことが多いと思いますので、通算になることが多いと思います。
胆管がんでステントを入れている場合、6か月何も問題なく過ごせるのは稀?だと思いますので、入院の保障はあまり期待しない方がよさそうです。
所得税の医療費控除
実際にかかった医療費ー(マイナス)保険で賄われる分=所得税を計算する上での医療費
保険分はマイナスすることを知りませんでした。
保険にいっぱい入っていると、医療費控除が使えないなんてケースも出てきそうです。
実際の医療費ー所得税が医療費控除で安くなった分=最終的な医療費
という考え方もできますね。
これから先も保険に入り続けた方が得なのだろうか?
生活コスト見直しのため、保険に関しても考えてみました。
月2,000円の掛け金。
保障内容は、
入院1日あたり2,500円
万が一のとき50万円
がメインとなります。
他に事故や後遺障害などもありますが、確率は低い想定。
これまでの入院に当てはめてみましょう。
入院10日あたり25,000円
入院44日(上限)あたり110,000円
万が一のとき50万円
月掛け金で割ってみると、
入院10日あたり25,000円=月掛け金の12.5か月分
入院44日(上限)あたり110,000円=月掛け金の55か月分
万が一のとき50万円=月掛け金の250か月分
万が一だけのことを考えると、20.8年。
ここから先20.8年生きると、月掛け金=万が一のときの保障金額となります。
余命半年(既に過ぎてますが)ということを考えると、
このまま掛け続けても損はないと考えられます。
ということで、必要なコストとして認識したいと思います。
入院でもらえたら、ラッキーぐらいに思っておきます。
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