NS乳酸菌について調べていると、
がん、潰瘍性大腸炎、アトピー、うつといった、ワードが良く出てきます。
しかしながらあくまでも食品から採取した有用菌です。治療効果はありませんので、注意しましょう。
研究所の中では様々な疾患に関する研究も進められています。
一部をご紹介します。
ピロリ菌の繁殖を抑える
ピロリ菌は正式名称ヘリコバクター・ピロリ。
胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因となります。
薬を使った除菌治療もありますが、複数の薬剤を併用し身体にも負担をかけます。除菌成功率は約8割と言われています。
NS乳酸菌は、ピロリ菌を殺すわけではなく、ピロリ菌の数を制限し、増殖や動きを止めて悪い働きをさせなくします。
ピロリ菌については完全に悪者ではなく、必要な菌であるという見方もあります。
除菌せずにうまく共生していくことも重要な考え方です。
加齢臭、口臭、わきがの悩みを解決
体臭は生活習慣による影響が大きいです。
食べ過ぎによりたんぱくの多い状態になったり、あるいは腸内の善玉菌が減少したりすると、消化管に硫化水素やアンモニアなど神経毒ガスが多く発生します。これらは汗などにとって対外に排出され、嫌なにおいの原因となります。
乳酸菌を摂取し、身体の中のバランスを整えることで、嫌な臭いが消えます。
がんへの効果
研究室で、大腸がん、乳腺がん、子宮頸がん、肝臓がんなど、いろいろな実験をしています。
いろいろな菌をがん細胞とともに培養すると、NS乳酸菌だけがんの細胞に強く取りつきます。
結論から言えば、がん抑制の効果がはっきり認められます。
そのメカニズムについても研究が行われています。
糖尿病を改善する
こちらに関しては実際に人で試したことがあるとのことです。
重度の糖尿病で足が壊疽を起こし、切断しなければならない状態の女性でした。
NS乳酸菌を飲ませるとともに、乳酸菌を温水に入れて溶かし、傷んだ足を浸けることを繰り返しました。
その結果2年後には歩けるまでになったそうです。
血圧調整機能
NS8(ヘルベティクス菌)の同種バクテリアはたんぱくを分解するとき、トリプタイトを大量に作り出します。それらが血圧の安定に寄与します。
骨粗鬆症に卓効が認められる
食品からカルシウムを効率よく摂りこめるようになります。
認知症への効果
体内でアンモニアの生成を抑制します。
アンモニアの一番の害は、血液脳関門の破壊であり、それを引き起こすのは、最初にも紹介したピロリ菌です。
ピロリ菌に長く感染した人は、血中アンモニアの量が高くて、認知症になりやすい。またイライラもあります。
インフルエンザを予防する
研究室での話になりますが、大学院生と職員が自分で乳酸菌を使ってインフルエンザなどの呼吸道感染症を治療しています。
ちょっと熱や身体が痛いなどの感覚があれば、NS9とNS8を配合したカプセルを10粒飲んで寝ると、次の朝には完全に治る例が数十人で証明できました。
HPVと呼吸道の感染症への作用
養豚場での実験です。
NS乳酸菌をりんごや米などで発酵させると、極酸性の発酵液を作れます。この極酸性の発酵液はウイルス外側のタンパク質を変性させる力をもつことがわかりました。
花粉症などアレルギーへの効果
NS乳酸菌でよく眠れる
NS8は幸せに関係するセロトニンとドーパミンを多く作るほか、アンモニアや硫化水素などの神経毒物質の生成を抑制しながら、飲んだ人を精神的な安定へと導きます。だからよく眠れるのだと金鋒博士はおっしゃっています。
心を安定させ、うつ病を改善する
ダイエット効果
肥満の人がNS乳酸菌を飲むと筋肉質になります。
筋肉が多いということは、たんぱく質やアミノ酸を多く吸収したということ。特にNS8はたんぱく質の吸収パワーをもつ菌とともに、この過程で脂肪も消費されます。つまり、脂肪が筋肉に置き換わります。
体重はあまり変わっていないけど、スリムになる。
これが理想のダイエットではないでしょうか。
健康で美しい肌に
皮膚常在菌のバランスを整え、肌を守ります。
NS乳酸菌の効果は無限大
ここで紹介したものはごく一部です。
詳しく知りたい方は、『NS乳酸菌が病気を防ぐ(金鋒著)』がおすすめです。
現在は廃番となっており、中古の書籍が少しあるだけとなっています。
2012年に出版された書籍ですが、いま読んでも参考になる情報が多いと思います。
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