水道水で食品のビタミン損失 星薬科大学

知っているか、知らないかで大きな差が出ることがあります。
今回はそんな知識をご紹介。

水道水で食品を洗っちゃダメ！

え？水道水で洗っちゃダメなの！？
ほとんどの方は水道水で野菜洗って食べてますよね？

私の家でも普通にそうしていました。
でも、水道水で洗うだけでビタミンが減ってしまうとしたらどうでしょうか？

ただでさえ昔に比べて野菜に含まれている栄養価が下がっていると言われています。
50年前と比較してβカロテンが・・・、ビタミンCがって聞いたことありますよね。だからサプリが必要なんです！みたいな。

でもサプリメントを摂る前に、できることがあります。
それは、水道水で食品を洗うのを辞めること。

星薬科大学・薬品分析化学教室の研究によると、
水道水で洗うときに、時間をかけると食品中のビタミン類が10％～30％も損失することが明らかになりました。

原因は殺菌に使われる塩素が食品の中に侵入、ビタミン類を破壊するためとされています。

食品は浄水した水で洗おう

上記の研究から言えることは、少なくとも塩素を除去した水で食品を洗いましょう。ということです。

これだけで、ビタミン類を多く摂取することができます。

さらに言えば、サプリメントを水道水で飲むのもNGとわかります。
水道水の塩素が、サプリメントに含まれるビタミンと反応してしまいますので。

生活の中でちょっと気をつけるだけで、健康に近づくことができます！

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実は、クリンスイのサイトにもきちんとこの研究が掲載されていました。

Q.　野菜を洗う時や食べるまでに、ビタミンの損失はありますか？
A.　ビタミンは体内で十分な量が合成されるものではないので、食べ物から補う必要がある必須栄養素です。カット野菜などは、消費者が食べるまで安全に提供するために次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒されていますが、実は消毒によりビタミンCはほとんど損失されてしまいます。また野菜を水道水で洗うことでも、水道水に含まれる塩素によりビタミンCが10〜30%損失し*、煮汁に溶出することでさらに野菜に含まれる栄養素は減ってしまいます。ビタミンCや栄養素を逃がさない調理方法を選ぶことが大切です。
＊星薬科大学の分析結果。今枝一男名誉教授・大沢敬子名誉教授・他の研究による

さらにもう１つ、カット野菜についても言及されています。
コンビニやスーパーのカット野菜は長持ちやシャキッとさせるために、次亜塩素酸Na溶液で消毒されています。
食物繊維などは摂れるので、野菜を食べないよりは良いですが。

できれば野菜を丸ごと買ってきて、浄水で洗って、食べた方が良いですね。